温泉ランド.comは、機能としては形になっていた。
宿のデータも入っているし、リンクも計測できる。
でも自分でトップページを開くたびに、地味だな、と思っていた。
温泉旅行のサイトなのに、見た人の「行きたい」という気持ちが動かない。
参考に見ていた他の温泉サイトは、写真がドンと出て、湯けむりの匂いまで想像できるような作りだった。
ああいう、感情が動く見た目にしたかった。それをAI(Claude Fable5)に相談した。
「真似したい」ではなく「読者目線で良いと思える」
最初に伝えたのは、「あのサイトをコピーしたいわけじゃない。webマーケティングと心理学を踏まえて、読者が本当に良いと思える形にしてほしい」ということ。
AIはそれを受けて、まず”理想形のモック”を一枚作ってきた。
方向が合っているかを絵で確認してから、実物に手を入れていく進め方。
これが結果的に手戻りを減らした。
トップの主役は、自分で撮った一枚

いちばん効いたのは、トップの一番上に大きな写真を置いたことだ。
使ったのは、自分が実際に撮った夜の露天風呂の写真。
湯けむりと、ライトアップされた紅葉と、湯に浸かる後ろ姿。そこに一行だけ、
今夜は、湯けむりの向こうで何も考えない。
と重ねた。
文字が写真に負けないように、暗いオーバーレイをかけて白抜きにする。
この一枚で、トップの第一印象がグラデーションのっぺりから別物になった。
自分で撮った写真だから権利も気にしなくていいし、作り物じゃない説得力がある。
選ぶ導線も、地図で
写真の下に「エリアから選ぶ」タイルを並べて、さらに日本地図のページも作った。

県をクリックするとその県の温泉地に飛ぶ。公開しているエリアの県は色がついて、まだの県はグレー。
温泉地は毎日のように増やしているので、地図の色がじわじわ広がっていくのが自分でも楽しい。
宿の紹介そのものも、写真・クチコミ・料金が出るカードに作り替えた。
(これは【AIに相談して、温泉サイトの宿紹介を「写真つきカード」に自動化した話】に書いた)
効かないCSSと、思い込みの犯人
ここからは正直な失敗の話。
デザインを直そうとCSSを書いて貼っても、記事の見た目がまったく変わらないことがあった。
原因を掘ると、AIが土台のテーマを別のものと勘違いしていた。
実際は「賢威」というテーマなのに、違うテーマ前提で指定を書いていたから、どこにも当たっていなかった。
実際に配信されているHTMLを一緒に見て、やっと直った。
見出しの色を「温泉っぽく」変えたときも、やってみたら背景と相まって逆に読みにくくなって、結局もとに戻した。
良かれと思った変更が改悪になることは普通にある。
読者目線で見て判断する係は、最後まで自分の仕事だった。
アイキャッチが出ない、を突き止める
記事の先頭にアイキャッチ写真を出したかったのに、設定してもどうしても出ない。
これも「賢威は出せないテーマなんだ」と一度は結論づけた——が、同じ賢威を使っている自分の別ブログでは普通に出ていた。
そこで決めつけをやめて調べ直したら、原因は単純だった。
賢威の設定の中に「記事にアイキャッチを表示する」のスイッチがあって、それがOFFだっただけ。
ONにしたら全記事で出た。
「このテーマは無理」と早合点しかけた自分への戒めでもある。
まとめ
見た目のブラッシュアップでやったこと。
- トップに自分で撮った写真+短いコピー。第一印象を情緒で作る
- エリアタイルと日本地図で、選ぶ導線を用意
- 宿はカード化して、写真・クチコミ・料金を見せる
- 記事の先頭にアイキャッチ写真(テーマの設定ひとつで解決した)
そして、AIに任せても最終的な「これは違う」は自分で言う。
テーマの誤認も、色の改悪も、止めたのは全部その一言だった。
写真一枚とスイッチひとつで印象が変わることもある。
凝る前に、まず土台の設定を疑うのがいい。






