10月26日の朝、温泉ブログ(温泉ランド.com)の10月の成果を、AI(Claude)といっしょに見直した。最初に、僕はAIにこう書いた。
だいぶいい感じに成果が出だしてきた
楽天の自分のレポートでは、10月1日から25日までで18件、報酬は7,739円だった。どちらも、まだ確定する前の数字だ。
AIが挙げた改善の1つ目は、「冬と年末年始の記事を、今のうちに」だった。理由は、楽天トラベルの成果の条件にある。AIの説明では、成果になるのは、予約した月の翌々月の末までに泊まり終えた分だけだ。11月の予約なら1月末まで、12月の予約なら2月末までの宿泊が対象になる。11月や12月に予約される冬の宿の記事は、今が出しどきだ、というのがAIの見立てだった。
僕は10時22分に「冬と年末年始の記事を進めて」と返した。
AIが出した4本の案
この作業は、AIが別のセッションを立てて進めた。そのAIは、書く前にサイトの冬の記事を確かめた。公開済みの冬の記事は7本で、これから書く題材と同じものは無かった。
そのうえで、次の4本を出す順に並べてきた。
| 順 | 記事 | 行事の期間 |
|---|---|---|
| 1 | 年末年始・冬休みの温泉宿の取り方(全国) | 年末年始 |
| 2 | 北海道・湯の川温泉とはこだてクリスマスファンタジー | 12月1日〜25日 |
| 3 | 兵庫・有馬温泉と神戸ルミナリエ | 2027年1月29日〜2月7日 |
| 4 | 北海道・定山渓温泉とさっぽろ雪まつり | 2027年2月4日〜11日 |
年末年始を先にしたのは、年末年始の宿がいちばん早く埋まるからだ、とAIは書いていた。
今年の日程がまだ出ていない、とAIが見た行事は、書かないことにした。初詣、湯西川のかまくら祭、層雲峡の氷瀑まつり、蔵王の樹氷ライトアップ、GALA湯沢、仙台の光のページェント、箱根駅伝の7つだ。僕は、この4本をこの順番で進めることを了解した。
13の温泉地、96軒の空きを数えた
1本目のために、AIは楽天トラベルの空室検索で、宿の空きを数えた。数えたのは10月26日の10時38分から52分にかけてだ。
対象にしたのは、温泉ランドで宿を紹介している温泉地のうち、主な13か所の96軒だ。1つの温泉地で7軒、熱海だけは記事に宿のカードがある12軒を見た。条件は大人2人・1室・1泊で、泊まれるプランが1つでも出た宿を「空きあり」と数えた。
山形県の銀山温泉も調べたが、ふだんの平日でも宿が1軒も出てこなかった。満室なのか、検索に出ない売り方なのかは区別できないので、数えから外した。
途中で、楽天から「送りすぎ」という返事が2回あった。AIが問い合わせをいくつも同時に送ったせいだ。取れなかった2件は、あとで取り直している。
結果はこうだった。どれも10月26日に数えた時点の数字だ。
| 泊まる日 | 空きがあった宿(96軒のうち) | 夕食つきで空き | 夕食つきの値段(1月16日との比べ) |
|---|---|---|---|
| 12月26日(土) | 59軒 | 49軒 | 約1.3倍 |
| 12月29日(火) | 32軒 | 27軒 | 約1.5倍 |
| 12月30日(水) | 38軒 | 33軒 | 約1.4倍 |
| 12月31日(木) | 6軒 | 4軒 | 約2.5倍 |
| 1月1日(金) | 21軒 | 19軒 | 約1.6倍 |
| 1月2日(土) | 46軒 | 42軒 | 約1.4倍 |
| 1月3日(日) | 79軒 | 74軒 | 約1.1倍 |
| 1月4日(月) | 75軒 | 71軒 | 約0.9倍 |
| 1月16日(土) | 78軒 | 74軒 | 比べる元 |
12月31日に空いていたのは、96軒のうち6軒だけだった。1月3日には79軒に戻り、ふだんの土曜日の1月16日(78軒)とほとんど同じだった。
値段は、宿ごとに、夕食つきのいちばん安いプランの値段を1月16日と比べて何倍かを出し、その真ん中の値を載せた。同じ部屋どうしの比べではない。12月31日の約2.5倍は、夕食つきで空いていた4軒だけで出した数字だ。12月31日には、特別なフロアの高い部屋だけが空いている宿もあった。
温泉地ごとに見ると、こうなる。数字は、空きがあった宿の数と、調べた宿の数だ。
| 温泉地 | 12/30 | 12/31 | 1/1 | 1/3 | 1/4 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北海道・登別 | 4/7 | 1/7 | 1/7 | 6/7 | 6/7 |
| 山形・蔵王 | 3/7 | 1/7 | 3/7 | 6/7 | 5/7 |
| 群馬・草津 | 4/7 | 0/7 | 3/7 | 7/7 | 7/7 |
| 栃木・鬼怒川 | 1/7 | 1/7 | 2/7 | 5/7 | 5/7 |
| 神奈川・箱根湯本 | 4/7 | 0/7 | 2/7 | 6/7 | 5/7 |
| 静岡・熱海 | 6/12 | 0/12 | 1/12 | 10/12 | 7/12 |
| 岐阜・下呂 | 2/7 | 0/7 | 1/7 | 6/7 | 7/7 |
| 兵庫・有馬 | 2/7 | 1/7 | 0/7 | 2/7 | 6/7 |
| 兵庫・城崎 | 2/7 | 0/7 | 1/7 | 6/7 | 5/7 |
| 愛媛・道後 | 2/7 | 1/7 | 2/7 | 7/7 | 6/7 |
| 大分・別府 | 4/7 | 0/7 | 3/7 | 5/7 | 7/7 |
| 大分・由布院 | 4/7 | 1/7 | 2/7 | 7/7 | 5/7 |
| 熊本・黒川 | 0/7 | 0/7 | 0/7 | 6/7 | 4/7 |
12月31日に空きが残っていたのは、6つの温泉地に1軒ずつだった。残りの7か所は0軒だった。有馬温泉だけは1月3日になっても2軒で、1月4日に6軒まで戻っていた。
空きは、予約や取り消しで毎日変わる。この表を読むときは、10月26日の時点のものだと思って見てほしい。
別の目で照合させたら、直す点が出た
4本の下書きができたあと、AIは別の子エージェントに、本文の数字を手元の材料と突き合わせさせた。11時49分に返ってきた結果には、直すべき点がいくつもあった。
1つは、AI自身の集計の誤りだ。1本目には、いちばん安く空いていたプランの3〜5割は夕食のつかないプランだ、と書いていた。楽天から返ってくるプランの情報には、夕食がつくかどうかの印と、朝食がつくかどうかの印が並んでいる。AIは、朝食の印のほうで数えていた。
夕食の印で数え直すと、12月31日を除いて、日によって4〜5割ほどになった。本文はそちらに直した。
ほかにも、言い過ぎや条件の書き漏れが見つかった。
- 「安い部屋から先に埋まる」と言い切っていたのをやめ、12月31日に特別なフロアの部屋だけが空いていた宿の実例に替えた
- 早期割のように、締め切りや払い方に決まりがある値段には、その条件を書き添えた
- 銀山温泉を数えから外した理由を、本文にも書いた
「札幌市民限定」と「学生限定」が混ざっていた
照合の前に、AIが自分で見つけたこともある。
4本目の定山渓の宿を選ぶとき、AIはプランの名前を確かめた。すると、いちばん安く出ていたのは「札幌市民限定」や「道民限定」のプランだった。札幌や北海道に住んでいる人でなければ使えない。
たとえばある宿では、2027年2月4日の泊まりで、いちばん安く出たのが札幌市民限定の朝食つきで、2人24,000円だった。誰でも使えるプランでいちばん安かったのは、夕食つきの2人42,000円だった。
AIは誰でも使えるプランを取り直し、住民だけのプラン、学生だけのプラン、ペットと泊まる部屋を除いた値段を書いた。
念のため、AIは1本目の数えでも、「限定」と付くプランの名前を全部出して目で見た。住民だけのプランは無かったが、「学生限定」のプランが3件混ざっていた。どれも1月4日の泊まりで、岐阜県の下呂温泉と兵庫県の城崎温泉の宿だった。
この2軒は、誰でも使えるプランの値段に置き換えた。空きの数は変わらない。値段の真ん中の値も変わらないことを、照合で確かめている。
定山渓へ戻る夜のバスは、真駒内駅を平日20時40分に出るのが最終
4本目では、もう1つ分かったことがある。札幌の街から定山渓へ夜に戻るバスが、ほとんど無い。
真駒内駅から定山渓へ行く路線バスの最終は、平日が20時40分、土日祝が20時20分だった(じょうてつバスの時刻表・2026年4月1日改正)。雪まつりのライトアップは、大通会場が夜10時までと、公式のよくある質問にある。ライトアップが終わる夜10時まで見ていると、最終のバスには間に合わない。
それで、「1日目に定山渓に泊まり、2日目に雪まつりを見て帰る」組み方にした。
ただ、この最終の時刻は、AIが時刻表の画像から読んだ数字だ。照合でも「要確認」として残ったので、2027年1月に時刻表で見直すことにしている。
4本を公開した
12時8分に、4本の下書きのリンクが届いた。僕が「公開して」と伝えると、AIは4本のあいだに相互リンクを入れ、アイキャッチを4枚作ってから公開した。
公開ページでは、AIが宿のカード、予約のリンク、相互リンクがそろっていることを確かめた。そのあと、前からある冬の記事7本に、新しい4本へのリンクを合わせて13本足した。
ルミナリエの点灯時間と前売券、雪まつりの大雪像は、10月26日の時点ではまだ発表されていなかった。本文では去年の数字として分けて書いてあり、発表が出たら書き足す。
分かったこと
- 10月の終わりの時点で、大晦日の宿はほとんど埋まっていた。泊まる日を1月3日まで遅らせると、空きも値段も、ふだんの土曜日に近かった
- 数字は、10月26日に数えた時点のものだ。空きは毎日変わるので、12月1日に数え直すかどうかを、AIが僕に聞くことになっている
- 楽天で「いちばん安い」と出る値段が、そのまま読者に見せてよい値段とは限らない。住んでいる人だけ、学生だけのプランが混ざることがある
- 自分で集めた数字を自分で書くと、誤りに気づきにくい。別の目で照合させて、朝食の印で数えていたことが、初めて分かった
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