ゴルフ場のクラブハウスの露天風呂から、夕方のコースを眺めたイメージ

温泉ブログ(温泉ランド.com)で、楽天GORA(ゴルフ場の予約サイト)のリンクを使ったゴルフの記事を書いている。リンクの仕組みで迷った話は前の記事に書いた。今回はその続きだ。

10月27日の昼まで作っていたのは、「温泉宿に泊まって、翌日ゴルフ」という形の記事だった。その日の13時ごろ、AI(Claude)にこう聞いた。

あと、温泉宿と絡めるんじゃなくて、ゴルフのコース自体に温泉がついてる施設とかないの?

それなら日帰りとかでも紹介できるでしょ。

思いついたのは、前に見たYouTubeの動画を覚えていたからだ。ゴルフに行く人が、コースを回ったあと、ゴルフ場でお風呂やサウナに入ってから帰る、という話をしていた。それなら、ゴルフ場そのものに温泉がある所もあるんじゃないか、と思った。

楽天GORAには「温泉」の印があった

AIの答えは「あります」だった。楽天GORAの各コースの案内ページには、設備の欄に「温泉 あり」「温泉 天然温泉」といった印が付いている。

ただ、楽天GORAの検索には、温泉で絞る条件が見当たらなかった。そこでAIは、県別のコース一覧から全部のコースの番号を取り、案内ページを1つずつ読む道具を作って裏で動かした。2.5秒おきに読んだので、終わるまで1時間半ほどかかった。

項目数
楽天GORAに載っているコース1,910
「温泉」の印があるコース151
そのうち閉鎖・住所なし23
営業中のもの128

128コースのうち116コースは、温泉の欄に「あり」としか書いていなかった。AIはこの時点で、記事にするなら公式サイトで確かめてから書く、と言っていた。

その夜、AIに128コースを県別に並べた一覧の記事を作ってもらい、公開した。楽天の案内文の時点で「現在使用不可」「隣接のホテルの風呂」などと書かれていた8コースには、「要確認」と理由を付けた。

1コースずつ、公式サイトで確かめてから書いた

次に、コースの温泉に入って帰る「日帰り型」の記事を作ってもらった。最初は伊豆の5コースだった。そのあと僕が「他の県でも日帰り型を作って」「次の弾も作って」と頼み、10〜12コースずつの調べが8回続いた。

4回目からの流れはこうだ(1〜3回目は、親のAIが読み直したのは一部だった)。

  • 親のAIが、まだ記事のないコースから候補を選ぶ
  • 調べ物の子のAI(サブエージェント)が、各コースの公式サイトで温泉の説明を探す
  • 親のAIが、子のAIの報告を、公式ページを自分で開いて読み直す
  • 温泉と確かめられたコースだけ記事にする。外したコースは、一覧の記事の行に「要確認」と理由を書き足す
  • 僕がAIの報告を読んで「公開していい」と言う

読み直しには意味があった。子のAIの報告に「1月5日〜2月28日は風呂なし」とあった文が、公式ページの中の、画面に出ない部分に書かれていたことがある。今の案内とは言えないので、一度書いた本文から消した。前に、画面に出ていない「終了しました」をAIが読んでいて、九州ふっこう応援割の記事を訂正したことがある(そのときの記事)。今回は同じことが子のAIの報告で起きて、親のAIが読み直しで気づいた。

確かめた91コースのうち、36コースを外した

この記事を書くために、記録で数え直した。

  • 伊豆の5コースは、5コースとも記事にできた
  • そのあとの8回で86コースを調べ、36コースを外した
  • 合わせると、公式で確かめた91コースのうち36コースが外れ、55コースが記事になった

一覧の記事の「要確認」は、最初の8か所に36か所が加わって、44か所になった。

途中でAIが報告した数が、1つずれていたこともある。3回目を終えたとき、AIは「3弾あわせて30コースのうち9コース」と書いた。各回の報告を足すと、1+2+5で8コースだった。

外れた理由と、どこで分かったか

外した36コースの理由を、AIが残した控えのファイルから数え直した。1つのコースに理由が重なるときは、主な方で数えている。

外れた理由数どこで分かったか
公式サイトに「温泉」の言葉がない。「お風呂」「浴室」「大浴場」などとしか書いていない(風呂の案内がない所もある)13公式サイトの施設の案内
ゴルフ場の風呂は温泉ではなく、温泉は隣のホテルや別の施設にある(ゴルフの客が入れるか書かれていない所も)7公式サイトの施設の案内
設備の故障や燃料の事情で、温泉が使えない(浴槽や露天風呂を止めている、井戸水や沸かし湯にしている)5公式サイトのお知らせ、トップの注記、予約プランの備考
12月の営業や風呂の様子が、公式で確かめきれない5公式サイト(書かれていない、公式どうしで食い違う、説明が主に韓国語)
「温泉」と一言あるだけ、または「ラドン温泉」とだけあり、天然の温泉か分からない2公式サイト
12月のプランが「風呂無」や、シャワーだけのセルフデーしかない212月の予約プランの名前と備考
温泉水を使うのをやめていた1公式サイトのお知らせ
浴場の改装工事で、使えない時間帯がある1ホテルの公式のお知らせ

ホテルの温泉にゴルフの客も入れると公式に書いてあるコースは、記事にした。いちばん多かったのは、公式サイトに「温泉」と書いていないコースだった。楽天の案内では温泉でも、公式では「お風呂」としか言っていない。

印が古いだけではなかった

分かりやすいのは、印が古かった例だ。あるコースは、何年か前に温泉水を使うのをやめたと、公式サイトで知らせていた。お知らせには浴場は続けるとあったが、お湯は温泉ではなくなっていた。楽天GORAの「温泉あり」は、その前の情報のままだった。

分かりにくかったのは、公式の中でも食い違っていた例だ。あるコースは、ゴルフ場の公式サイトでは「源泉かけ流し」と書いたままだった。ところが、公式の予約ページの12月のプランの備考には、温泉の設備が故障していて湯船の温泉は使えない、と書いてあった。施設の案内だけを読んでいたら、記事にしていたと思う。このときAIは、報告にこう書いた。

これからは予約プランの備考まで読みます。

12月のプランで分かった例もある。公式では天然温泉なのに、12月のプランに「風呂無」と入っているコースがあった。平日のプランが「ロッカーなし・シャワー利用可」のセルフデー(ロッカーなどを使わない代わりに安い日)だけのコースもあった。

プレーのあとに入れるかは、書かれていなかった

記事にできたコースでも、分からないことは残った。プレーした人の入浴が料金に含まれるかは、伊豆の5コースとも、公式にも楽天の案内にも書かれていなかった。それで記事には、予約のときに電話で聞くこと、何を聞くかを書いた。

記事にしたコースの中にも、次のような決まりがあった。

  • 午後のスタートやハーフ(9ホールだけ回る)、早朝や薄暮(夕方から回る短いプレー)では、風呂を使えない
  • セルフデーは風呂がない
  • 冬の営業に変わると、浴室が使えない期間がある
  • 露天風呂は男性だけ

印のないコースからは、2つだけだった

印のないコースからも探した。AIが、印のない1,499コースの12月のプラン名を全部読むと、「温泉」と付いていたのは8コースだった。前から気になっていた3コースと合わせて11コースを公式で確かめ、記事にできたのは2つだった。AIは、プラン名や楽天の紹介文にある「天然温泉」は、公式サイトには書かれていないことがほとんどだった、と報告した。

これで日帰り型の記事は57本になった。ここまでにかかったのは、伊豆の下書きができた10月27日の夜から10月30日の朝までの、約2日だった。

AIが「いったん止める」と答えた

10月30日の朝5時すぎ、僕は「次はどうする?」と聞いた。AIの答えは、ゴルフの記事はここでいったん止めるのがよい、だった。

理由の1つは、冬に回れるコースが、一覧の外まで探してほぼ出尽くしたことだ。もう1つは、こうだった。

これ以上増やすより、読まれているかを測ってから、伸びた形だけを増やすほうが無駄がありません。

記事が読まれているかは、11月25日に途中の数字を見て、12月15日に判定する予約が入っている。結果はまだ出ていない。

ゴルフ場の「温泉あり」を見て行く人へ

  1. 予約サイトの「温泉あり」の印だけで信じない。印が古いことがある
  2. 公式サイトの施設の案内だけでなく、「お知らせ」も見る。故障や燃料の事情で、浴槽や露天風呂を止めていることがある
  3. 予約するプランの名前と備考を読む。「セルフデー」「風呂無」「シャワーのみ」と書いてあることがある。午後のスタートや早朝のプレーは風呂なし、というコースもある
  4. 温泉が「隣のホテル」や「別の施設」でないかを見る。そういうコースには、入浴料が別にかかる所もあった
  5. プレーのあとに入れるか、料金に入浴が含まれるか、何時まで入れるかは、予約のときに電話で聞く

分かったこと

ゴルフ場に温泉がある所は、僕が思ったとおり、たしかにあった。ただ、予約サイトの印は、探し始める入口にしかならなかった。公式サイトで確かめると、4割近くが外れた。

外れた理由も、1つではなかった。印が古いもの、温泉が別の施設にあるもの、公式の中で書いてあることが食い違っているものがあった。印が古いものと食い違っているものは、施設の案内のページを読むだけでは見落としていた。お知らせと予約プランの備考まで読んで、やっと分かった。

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