温泉ブログ(温泉ランド.com)には、ゴルフの記事がある。温泉に泊まって、翌日に近くのゴルフ場で回る。そんな1泊2日の組み方を、温泉地ごとに書いている。記事の中には、ゴルフ場の予約サイト「楽天GORA」へのリンクを置いている。
10月15日、そのGORAで初めて成果が出た。アフィリエイトのレポートには、こう出ていた。
| 日時 | 売上 | 報酬 |
|---|---|---|
| 10月15日 10時14分 | 10,500円 | 105円 |
報酬は売上の1%だった。
楽天のアフィリエイトの案内では、GORAの料率は「1%(最大5%)」とある。GORA専用のリンクを通った予約だけが5%になる。今回は、その5%にならなかった。AI(Claude)にはこう伝えた。
1件成果でたけど、1%だな
「5%の形では作れません」
AIの答えは、はっきりしていた。
コースの予約カレンダーに直接飛ばすリンクは5%の形では作れません。
AIの説明はこうだ。楽天が5%と案内している専用のリンクは、バナーの形のものだけ。そのバナーは、コースを指定してもGORAのトップページに着いてしまう。読者をコースの予約画面に直接送りたいなら、1%の形しかない。
地域ごとのバナーも試した。選べる地域は5つの大きな区分だけで、どれを選んでも、着くのは全部トップページだった。AIはこう結論した。
5%の形(バナー型リンク)ではコースにも地域にも深くリンクできません。
ネットの記事は「憶測」と言われた
その夜、僕はネットで調べた。あるnoteの記事に、個別のゴルフ場のページへのリンクなら最大5%になる、という趣旨のことが書いてあった。AIに見せると、こう返ってきた。
その記事の「個別ページなら5%」は憶測の域で、信じない方がよいと思います。
公式の文章の引用も、実際の成果の例も載っていない、という理由だった。
別のブログには、URLからリンクを作ったら5.0%と表示された、という趣旨のことが書いてあった。こちらは、AIも「見る価値があります」と言った。そして、3つのURLでリンクを作ってみるよう頼んできた。コースの紹介ページ、口コミのページ、予約カレンダーの3つだ。
試すと、3つとも作成画面には1%と出た。GORAのキャンペーンのバナーを作る画面も、1%だった。
根拠が足りない気がした
AIのいちばん大事な答え、「5%の形では作れません」は言い切りだった。でも、その根拠は「バナーではコースに飛べなかった」と「1件目が1%だった」くらいだった。ネットには、5%になると書いている人もいた。どちらが正しいのか、決め手はなかった。
それで、3つの結果をAIに伝えたその場で、自分で楽天に聞くことにした。AIの答えは断定的で、根拠が足りないと思ったからだ。ヘルプのページから、サポートに3つ質問を送った。
- この画面で作ったリンクから予約が入ったら、実際の料率は1%と5%のどちらか
- 5%になる専用のリンクは、今も作れるか。作れるなら、どう作るか
- 個別のゴルフ場のページへ直接飛ぶリンクでも、5%になるか
それを伝えると、AIは「こちらで試せる手は全部試し終わりました」と書いた。
どうやら、5%にはなるらしい
翌日、返事が来た。中身はここには書かない。楽天から、返事のメールをそのまま載せたり使い回したりしないでほしい、と言われているからだ。
ただ、どうやら作成画面が1%と表示されたままでも、ゴルフ場ごとの「施設別リンク」なら5%になるらしい。AIの「5%の形では作れない」は、言い切りすぎだった。noteの記事を「憶測」と退けたのも、外れていたことになる。
AIは、自分のリンクの作り方が原因だった可能性が高い、と書いた。トップページ用のリンクの番号を使い回して、飛び先だけ書き換えていたからではないか、という見立てだった。
僕は、リンクを作り直す作業をAIに任せた。AIは僕のChromeで、ゴルフ場ごとのリンクの作成画面を2つ開いた。すると、リンクの中に入っている僕専用の番号は、アカウントごとに決まっていて、9月に作ったリンクと同じだった。違っていたのは、飛び先と、リンクの種類を示す印の2つだけだった。番号を使い回したせい、という見立ては、ここで弱くなった。
その形が分かったので、AIは残りのゴルフ場の分を手元で組み立てた。31のゴルフ場のリンクを、施設別の形に差し替えた。記事の本文には触っていない。あとは、次の成果が5%になるかを見るだけだった。
2件目も、1%だった
10月19日、2件目が出た。
| 日時 | 売上 | 報酬 |
|---|---|---|
| 10月19日 14時19分 | 9,950円 | 99円 |
これも1%だった。リンクを直したのに、まだ1%のままだ。
ここで、AIにサーバーの記録を調べてもらった。温泉ブログのサーバーには、どのリンクがいつ押されたかが残っている。
リンクを差し替えた10月16日の夜から、2件目の成果が出た19日の昼までに、記事からゴルフ場のリンクを押した読者は0人だった。記事から押されていた4回は、どれも巡回のロボットだった。1件目の前の3日間も、同じく0人だった。
一方、宿のリンクは、どちらの前にも記事から何度も押されていた。
楽天の公開している決まりには、こうある。
- 楽天トラベル(宿)のリンクは、押してから30日間有効になる
- リンクの行き先と、実際に買われたサービスは、同じでなくてもよい
- GORAが用意したリンク以外を通ったGORAの成果は、1%になる
つまり、宿のリンクを押した人が、そのあとGORAでゴルフ場を予約しても成果になる。その場合は1%だ。2件とも、宿のリンクから来た可能性がある。
そうだとすると、2件目が1%だったからといって、直しが効かなかったとは言えない。直したゴルフ場のリンクは、2件目の予約までに、記事から読者が押した記録が無かったからだ。
まだ分からない
今のところ分かっているのは、ここまでだ。
- 1%の成果が2件あった。どのリンクから来たかは、分からない
- ゴルフ場のリンクは、5%になるはずの形に直した。それが効いたかは、まだ分からない
- AIの「5%の形では作れない」は、言い切りすぎだった
5%になったかどうかは、読者がゴルフ場のカードを押して予約したときに分かる。分かったら、続きを書く。
アフィリエイトで料率が気になったら
- 作成画面に出る料率と、実際に付く料率は、違うことがある。画面の表示だけで決めない
- 成果の料率を見る前に、その成果がどのリンクから来たかを確かめる。宿のリンクから来たGORAの予約は、GORAのリンクを直しても5%にならない
- 自分のサーバーの記録で、リンクが押された時刻を見る。成果の時刻の前に、そのリンクが押されていたかで、出どころの見当がつく
- AIや人の言い切りに根拠が足りないと思ったら、決める側(ここでは楽天)に聞く
分かったこと
AIは、思いついた手を試したうえで、言い切った。ただ、ゴルフ場ごとのリンクの作成画面は、その中に入っていなかった。そして試せたのは「作成画面に何と出るか」までで、実際にいくら付くかは、試しようがなかった。言い切れる根拠は、もともと無かった。
僕が楽天に聞いたのは、AIが間違っていると思ったからではない。言い切るほどの根拠が見えなかったからだ。聞いてみると、言い切りは外れていた。そして、直したあとの1%も、よく見ると直しを試す機会にはなっていなかったようだ。
数字が出たら、その数字がどこから来たのかを先に見る。今回いちばん残ったのは、そのことだった。
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