温泉ブログ(温泉ランド.com)の記事には、宿を紹介する枠がある。
写真と、口コミの★と、最安の料金が並び、ボタンを押すと楽天トラベルの予約ページへ飛ぶ。
ブログの中では「宿カード」と呼んでいる。
9月の初めに、この宿カードを全部点検した。
今は、新しい記事を出す前に毎回、同じ点検をしている。
おかげで、読んだ人が予約しようとして行き止まりになる宿は、記事に載る前に外れるようになった。
きっかけは、ある宿カードの★が空だったことだった。
★が空の宿は、2年前から休館していた
8月下旬に公開した記事の宿カードで、1軒だけ★が表示されていなかった。
調べると、その旅館は2024年3月から全館休館していて、再開の予定もなかった。
公式サイトにそう書いてあった。
2年以上前から休館している宿を、2026年8月の新しい記事で薦めていたことになる。
楽天トラベルの★は、「過去1年以内に答えたアンケートの平均」だ。
口コミが何百件たまっていても、この1年に楽天から泊まった人がいなければ、★は空になる。
★が空というのは、その宿に何かが起きている目印だった。
全部の宿カードを点検した
AI(Claude)と一緒に、点検の道具を作った。
宿カードに登録してある宿を全部調べて、4つに分ける。
| 分類 | 中身 | 扱い |
|---|---|---|
| 停止 | 楽天のページが消えている、または新しい予約を受け付けていない | 要確認 |
| 販売なし | 口コミは20件以上あるのに、★が空(この1年、楽天からの宿泊がない) | 要確認 |
| 料金だけ空 | ★はあるが、最安の料金だけが出ない | 実害なし |
| 件数少 | 口コミが少なくて、★が出ない | 実害なし |
「要確認」のうち、公開中の記事で使っている宿には印を付ける。
印が1つでも残っていれば、道具は「問題あり」で終わる。
最初に動かしたとき、楽天の情報を取っている1,223軒のうち、印が付いたのは18軒だった。
18軒を1軒ずつ確かめた
印が付いた宿は、公式サイトや観光協会のページで1軒ずつ確かめた。
★が空だというだけでは、何が起きているかまでは分からないからだ。
| 確かめた結果 | 軒数 |
|---|---|
| 本当に問題があり、記事を直した | 12軒 |
| 予約は受け付けているが、この1年楽天からの宿泊がない。休業の情報も見つからない | 4軒 |
| 新しく楽天に載ったばかりで、口コミがまだないだけ | 2軒 |
問題があった12軒の中身は、こうだった。
| 状態 | 軒数 |
|---|---|
| 全館休館・再開未定 | 1 |
| 閉館・営業終了 | 3(うち2つは同じ宿の別の掲載) |
| 楽天で新しい予約を止めている | 4 |
| 公式サイトや電話でしか予約できない | 3 |
| 楽天の掲載が本館に移っていた | 1 |
直し方は、宿によって分けた。
休館・閉館した宿は、記事から外した。
別の宿を入れて記事を作り直したものもある。
楽天で予約を止めている宿や、公式サイト・電話でしか予約できない宿は、宿カードの前に「ご予約の前に」という一段落を足して、今の状態と予約の方法を書いた。
掲載が本館に移っていた宿は、宿カードを本館に差し替えた。
残りの4軒は、休業の情報が見つからないので、閉館とは決めつけずに様子を見ている。
直したあとにもう一度動かすと、印は2軒まで減った。
その2軒は、口コミがまだないだけの新しい宿だった。
★が空、の限界
この目印には、はっきりした限界がある。
★が空だということは分かっても、理由は分からない。
休館なのか、閉館なのか、公式サイトだけで売っているのか、単に楽天で予約する人が少ないのか。
どれでも同じように空になる。
だから、道具が出すのは「確かめる宿のリスト」までにしている。
休館や閉館と書くのは、公式サイトなどで確かめてからだ。
記事を作る前にも、同じことを確かめている
今は、新しい温泉地の記事を作るときも、宿を選ぶ段階で同じことを確かめている。
9月15日から24日までの間にも、いろいろな形で引っかかった。
- ★が空で、この1年楽天からの宿泊がない宿。候補から外した
- ★が「1.00」と出ているのに、口コミの中身は★5が10件、★4が14件という宿。計算が合わない表示の不具合だった。読む人が誤解するので、候補から外した
- 楽天のページの一番上に「地震の影響で当面の間休館」と書いてあるが、今年の春の口コミがあり、実際には営業している宿。読む人が最初に目にする文なので、候補から外した
- 最安の料金が出ない宿。一度は7軒の1つに選んで記事の下書きまで作ったが、公開前の検査で止まり、別の宿に差し替えて書き直した
選んだあとで外れたものもあったので、宿を選ぶときと、下書きを作ったあとの2回、確かめるようにしている。
候補から外した宿は、あくまで「この記事には載せなかった」だけだ。
営業中の宿も多い。
宿が悪いわけではない。
読む人が、ボタンを押した先で迷わないように外している。
宿を紹介するブログを書いている人へ
楽天トラベルの宿を紹介しているなら、次のことは手元で確かめられる。
- 記事の宿の★が空になっていないかを見る。空なら、この1年楽天からの宿泊がない
- 口コミの件数は多いのに★が空、という宿は特に確かめる
- 空だというだけで閉館と決めつけない。公式サイトや観光協会のページで、今の状態を確かめる
- 楽天のページの一番上の案内文も読む。古い休館のお知らせが残っていることがある
- 一度確かめても、宿の状態は変わる。定期的に見直す
分かったこと
記事を書いた時点で、すでに休館していた宿があった。
書いたあとで休館したり、予約の方法が変わったりする宿もある。
確かめずに書いたり、書いたまま放っておいたりすると、記事は少しずつ間違いを増やしていく。
★が空、というのは小さな目印だ。
それでも、気づけば、読んだ人が予約しようとして行き止まりになるのを防げる。
これからも、記事を出す前と、月に一度くらいの見直しで、点検を続けていくつもりだ。







